ソードアートオンライン・プログレッシブ 1巻:あらすじとネタバレ感想

ソードアートオンライン・プログレッシブ 1巻 あらすじ

「このゲームはクリア不可能なのよ。どこでどんなふうに死のうと、早いか・・・遅いかだけの、違い・・・」
茅場晶彦によるデスゲームが開始されて一ヶ月。この超難度のVRMMO内で犠牲になったプレイヤーは二千人にも及んだ。
≪第一層フロアボス攻略会議≫当日。自身の強化のみを行うと決め≪ソロ≫として戦うキリトは、会議場に向かう中途で、最前線では珍しい女性プレイヤーと出会う。強力なモンスター相手にレイピア一本で戦い続ける彼女は、あたかも夜空を切り裂く≪流星≫のようで―――。
キリトが≪黒の剣士≫と呼ばれる契機となったエピソード『星なき夜のアリア』、さらに≪第二層フロアボス≫攻略戦にまつわる、とある少年鍛冶職人の悲哀を描く『儚き剣のロンド』他全三編を収録!

【感想】
本編1巻から既刊の17巻までを一気に読んだ勢いで、そのままプログレッシブに突入。この巻は今まで一番分厚い。500ページ超もある。

プログレッシブはお話を遡って、ソードアート・オンライン(アインクラッド)の1層から74層までの空白を埋めるもの。1冊で1層か2層しか進まないので、このペースだと50巻以上とかの大シリーズになりそう・・・。

SAOのゲームシステムがかなり詳細に描かれていて、MMORPG好きにはたまらない感じ。アリシゼーション編になると、もはやゲーム色は薄れてくるけど、思いっきりゲームだね。デスゲームで生き残るっていう箱がしっかりしてるので、本編にくらべて落ち着いて読める感じ(アリシゼーションが血みどろ展開だっただけに)。75層でクリアされるっていう着地点が分かってるしね。礫さんの筆致もホノボノとしてる。

序盤からのキリトとアスナの”ツンデレ&いちゃつき”が、違和感ありありなんだが、そこは気にしないことにしないと今後キツそう。でも、この関係性のまま平行性で70層とかまでいくのはさすがに無理があると思うので、そこはどうしていくのか。別の女性キャラを出しても、三角関係っぽくなって、逆にアスナを刺激して急接近ってのが通常の展開だと思うし。
[ad#ads-1] 第1話≪星なき夜のアリア≫
8巻収録の「はじまりの日」からの続き。アニメSAOの第2話に当たるんだけど、かなり違ってる。ボスを倒した後にキリトがビーターを名乗るのは、他のベータテスターが悪者にならないようにするためだったんだ、とか新たな気づきがある。アニメ見てるだけじゃその辺の機微は分からないからなぁ。

第2話≪幕間 ヒゲの理由≫
情報屋・鼠のアルゴがヒゲのペイントをしている理由が明かされる。キリトが対術スキルを習得したり。対術スキルは何気にその後の重要な要素になっていく。

第3話≪儚き剣のロンド≫
本書の半分以上を占める長編。ゲームシステムを使ったトリックミステリー調のお話。ラフコフのPohの影も見えたり。エギルがその後、武器屋になっていくきっかけも分かる。この話で出てきたキャラクターがその後どうなっていくかも楽しみ。

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