Re:ゼロから始める異世界生活 2巻:あらすじとネタバレ感想

Re:ゼロから始める異世界生活 2巻 あらすじ

「あら、目覚めましたね、姉様」
「そうね、目覚めたわね、レム」
王都での『死のループ』を抜け出したスバル。目覚めた彼は豪華な屋敷の一室で双子のメイド・ラムとレムと出会う。瀕死の重傷を負ったスバルは、エミリアの後見人ロズワール辺境伯邸に運び込まれたのだ。双子のメイド、禁書庫を守る幼い司書ベアトリスとの安寧で平穏な日常――――は訪れず、館を舞台に新たな死の連鎖が始まる……。――――絶対に、助けてやる!大人気WEB小説、二ヶ月連続刊行で第二幕スタート!俺だけは覚えている。大好きになった人たちと一緒に過ごした時間があったことを。

【感想】
2巻は「第二部:ロズワール邸編」の前編という位置づけ。前編の問題提起編ということもあり、スバルのダメさ、情けなさが執拗に描かれる。次巻、解決編では一気にカタルシスが得られそうで楽しみ。

アニメとは微妙に違う箇所もいくつかあった。アニメでは、スバルに魔法に関する講義を施し、スバルが陰属性であることを調べてくれるのはパックだったのだが、原作ではロズワールが風呂場で(全裸で)行う。あと、3度目のループでレムに撲殺されるときに、実はラムも協力していたということが明かされている。つまり、2人してスバルを排除しようとしてきた、という。アニメではレムが先走って独断でやった、みたいになってたと思ったけど。

リゼロの登場人物の中では、この巻から登場するベアトリスがかなり好き。スバルとの約束を「契約だから」と律儀に守ったり、いざというとき頼りになる戦闘力だったり、本が好きでずっと読書してたりといった辺りに惹かれる。「~かしら」っていう変な言葉使いもいい。ベアトリスといいレム&ラムといい、大塚真一郎さんのキャラデザインは秀逸の一言。

リゼロの世界では、スバルのループが何故起こっているのか?というのが巨大な「世界の謎」として描かれているが、この巻の最期の最期、スバルが死んでから覚醒する一瞬の夢?みたいなものが描かれている。漆黒に覆われた世界に浮かぶ「人影」。そして、「まだ、会えない」という謎の言葉。この謎が明かされるのは、まだまだ先の話なんだろうけど、楽しみだ。

Re:ゼロから始める異世界生活 2巻
長月達平(著)、大塚真一郎(イラスト)

目次
プロローグ「贖いの始まり」
第一章「自覚する感情」
第二章「約束した朝は遠く」
第三章「鎖の音」
第四章「逢魔時の鬼ごっこ」
第五章「待ち望んだ朝」

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